【レポート】講演&研修プログラム/世界青年の船in淡路島2024/02/07① – SHARE HORSE ISLAND|シェアホースアイランド
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【レポート】講演&研修プログラム/世界青年の船in淡路島2024/02/07①

【内閣府 国際交流プログラム SWY(世界青年の船)事業 in淡路島】
  受け入れチーム6 /SHARE HORSE ISLAND &ウェルネスパーク五色高田屋顕彰館

2024年2月7日に世界青年の船事業in淡路島の受け入れサポートチームの一員として、シェアホースアイランドで講演と研修プログラムを実施しました。

長文になる為、今回はSWYの事業の概要についてと、受け入れの前半についてお話します。

まずこの事業は、通称SWY(Ship for World Youth)と呼ばれ、内閣府が年に1度実施する各国の青年を受け入れ、交流とリーダーシップの育成を図るプログラムです。

コロナ禍明け初の開催ということで、今回から国内3ヶ所を周ることになっています。

東京、京都、淡路島、高知と約1ヶ月かけて巡るとのことで、丁度日程の半分が過ぎる頃だったそうです。参加者のみなさん同士も結構打ち解けあって来ている様子でした。

淡路島は3日間の日程で、7つのグループにわかれて活動されていました。コーディネートは山中先生率いる淡路ラボ&サポーターのみなさんです。

青年は約230名が各国を代表して参加しており、今年度の参加国はアイルランド、アラブ首長国連邦、アルゼンチン、インド、エチオピア、ケニア、ザンビア、ソロモン諸島、トルコ、ニュージーランド、フランス、メキシコ、そして日本の14カ国です。

今回のSWY参加者 淡路ラボ山中先生提供

初日は伊弉諾神宮の参拝や人形座の講演の観覧などを行ったとのこと。

そして2日目に第6チームとして、ウェルネスパーク五色でシェアホースアイランドが受け入れました。37名の参加者です。

シェアホースとして午前に僕から講演と意見交換、昼食を挟んで、馬とのふれあいやノンバーバルコミュニケーションのプログラムを提供しました。

馬は農耕馬の風月と、ニューフェイスのミニチュアホースのシランに登場してもらいました。

大きな農耕馬の風月とミニチュアホースのシラン

午前中はウェルネスパークのホールで僕から、これまでの僕らの馬とのくらしの歩みとチャレンジ、馬の魅力や社会課題、可能性などについてお話をしました。

またこの日は1日かけて妻+娘たち2人+シェアホースの仲間にも協力してもらい、娘たちは英語で自分の名前を言って挨拶するというチャレンジをしましたが、ふたりともしっかり成し遂げることができました。SWYの青年のみなさんから温かい拍手や大きな歓声を頂き、大変貴重な原体験になったと思います。

馬と暮らしているとなかなか出かけることができませんし、まして海外に出かけることなんてまずできません。このような機会は本当に有り難く思います。

そして海外の方々との交流はまだ幼い娘たちにとって大変刺激になったと思います。

2人の娘たちも後ろから見学

今回淡路島での体験のテーマに「ORIGIN」というのを淡路ラボさんが掲げられており、それに沿ったコミュニケーションの原点として「ノンバーバル・コミュニケーション」を中心にプログラムを考えたのですが、

思えば自分が19才〜20代前半の頃は、何かを求めて何度かバックパックの個人旅行で海外(米・伊・塵・柬・西)へ出かけていたことを原点として思い出しました。


当時海外に行けば行くほど敷かれたレールを外れ、自由を謳歌して充実していましたが、一方で自分が日本のことを全く理解していないということと、まだ自分が何者でもないということを思い知りました。

それから海外からローカルへ(外から内へ)関心が移っていき、日本のローカルで自分の好きなことにひたすら「内」に向かって没頭して掘り下げていたら、突き抜けて「外」と繋がれた(世界がやってきた)という夢みたいな話でとても感慨深いです。

プレゼンテーションでは、僕が馬に対して根底に考えていることを、各国のみなさんにお伝えさせて頂きました。スライドもしっかり作り、ボランティアスタッフの森脇さんの素晴らしい通訳のおかげもあり、みなさん熱心に話を聞いて下さり有難かったです。

通訳の時間もあるので実質30分位の時間ではありましたが、僕が馬と出会ってからこれまでの紆余曲折の話や、かつての馬産地淡路島の歴史的背景や、馬とマインドフルネスについて、引退競走馬のセカンドキャリアの問題など結構ディープなことも伝えました。

自分の拙さも反省点として多々ありましたが、 終わったあとに「色々と刺さった」とinstagramにメンションしてくださる方もいましたし、講演後のみなさんからの拍手は格別なものでした。

その後いくつかの質問を頂いたり、僕からも質問させて頂いたりしました。

そのやりとりの中で出てきた印象的なことは、資本主義の社会でバランスを取って生きること、その為にも今ここを大切にする事(Be here now)や、動物(僕の場合は馬に絞っていますが)との共生が重要なことと、Small is beautiful.というメッセージでした。

講演の終了後に、各国のみなさんに、娘たちが色を塗った国旗をプレゼントしました。国ごとのゲストとうちのファミリーとで記念撮影をして、食事を頂きました。

SWYの青年たちとの写真
(前半のアルゼンチン、メキシコ、ソロモン諸島、トルコ、ザンビア、日本)

アルゼンチン
メキシコ
ソロモン諸島
トルコ
ザンビア
UAE アラブ首長国連邦
日本

食事が美味しかった(娘たちも大満足!)ことはもちろんのこと、みなさんお箸をとても上手に使われていたのと、ウェルネスパークさんがハラル対応などもしっかりされていたのが印象的でした。午後からの準備があったので時間は限られましたが、参加者の方と少しお話できたのも嬉しかったです。

(②へ続く)