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私がはじめて馬に接したのは、10年近く前のサラリーマン時代に「何か新しいことをはじめよう」とふと思いたったのがきっかけでした。

その新しいなにかは、昔からのかすかな憧れとして心のなかにあった乗馬でした。
近くの大手の乗馬クラブに数千円の体験料で申込み、小一時間馬に接したり乗った感動を今でも鮮明に覚えています。
ただ、その後乗馬クラブに通うことは、経済的ハードルが高く実現しませんでした。
その時に「どうして人と馬との関わりは競馬・競技乗馬くらいしかないのだろう。」と思ったものです。

昔に比べ、現代は馬の役割や居場所は限られています。
かつては動力として人々の生活に密着していたり、移動手段として活躍し、今よりも身近な存在でした。
実際ここ淡路島でも年配の方々にお話を伺うと、昔話に花が咲き、「馬力で瓦や土や荷物を運んでいた」「山で切った木や薪を馬で降ろしていた」「牛で耕すより馬のほうが田んぼをおがす(耕す)のはずっと早かった」「大浜海岸に観光貸し馬事業があって沢山おった」「三熊山に競馬場があった」などの話がでてきます。
どれも懐かしそうに、どこか嬉しそうに。
今では機械化が進み、その利便性の向上によって、人と馬との関わりは日常からほとんど姿を失っています。
けれども今、馬の価値を見直す流れが全国で静かに起こっています。そして私たちは、馬の価値は乗ることに限らず、ただそばで過ごすだけでも大変な価値をもたらしてくれると感じています。
機械の発展の恩恵にももちろん感謝しながら、これまでとは形を変えて、人と馬との共生の時代が再びやってくる気配が漂っているのです。

はじめての馬とのふれあいから数年間紆余曲折を経て、淡路島で僕自身が馬を飼う暮らしを実践するようになり、数年が経ちました。
淡路島にやってきて獣医師の山崎先生と出逢い、そこから馬とのくらしをシェアして頂いて様々なユニークな馬の企画を実践してきましたが、独り立ちしてみなさんとシェアしていくようになりました。
そして大した馬術技術もない一般人が、馬に魅了されてのめり込むうちに途方もない夢を描くようになりました。

「くらしに馬をとりもどす」という1000年単位で取り組んでいこうとするものです。ぜひみなさまの力をお借りしながら実現していきたいと思います。
まだまだ試行錯誤は続くと思いますが、きっと人と馬との幸せな共生の時代はやってくると信じています。
この時代に、馬というどこか不思議で、シンボリックな存在とともに「過ごす」ことが、多くの人に素晴らしいなにかをもたらし、それが少しずつでも広がることを信じて、ともに馬を軸にしたコミュニティとこれからの馬事文化を創造していきましょう。